植物性自然毒は、大きく3つに分類されます。イモ類、毒草類、キノコ類。

◆イモ類…学校での事故が多い。自家栽培のジャガイモを食すが、新学期の4月に種上しても時期が遅く、育ち切れずに表面が青い毒素を持ったジャガイモとなる。

◆毒草類…間違えて食すことが多い。スイセンとニラ、飾りつけにアジサイの葉等

◆キノコ類…日本には5000種のキノコ、50種程の毒キノコがある。食べて4時間で死に至るものもある。殆どがキャンプやキノコ狩り、アウトドアでの誤食。


 フグが殆どです。フグ毒での死亡は、この10年で10人です。フグの毒は非常に強く、4~6時間で死に至ります。死の直前まで意識は明朗で、意識消失後、呼吸・心肺が停止し死に至ります。フグ食中毒が起きている地域の中には、常にベスト5に入っている県もあります。