何と言っても、飲食店発生率NO.1が、カンピロバクターです。3月辺りから発生し、12月まで油断できません。鶏・豚・牛・ペットの犬・猫、あらゆる動物の腸管内に生息しています。ほんの僅かな菌でも症状を起こす、強い菌です。

 2005年飲食店発生率22.5%だったのが、2019年飲食店発生率84.5%に増えています。同時に、2005年不明件数468件だったのが、2019年不明件数29件に減ってます。この15年間で、原因追及がしっかりできるようになった…そして、「その多くが飲食店」だったと言えます。

 不明だったものが明確になり、飲食店事故率が上がる…となれば、不明の多くは、飲食店だという可能性が高いと言えます。「飲食店+不明」は、昔も今も95%前後で推移しています。