■食中毒最新NEWS■

NEWS/WEEK 2023年7月31日号

2023年7月23日~2023年7月29日までの保健所公表、メディア発表になった食中毒関連NEWSです。

 《2023年7月31日号》

 

 

■食中毒

 

〇東京都千代田区 飲食店

ノロウィルス  11人 3日間営業停止

 

〇和歌山県和歌山市 飲食店

腸管出血性大腸菌 5人 3日間営業停止

 

〇沖縄県北谷町 飲食店

サルモネラ属菌 8人 2日間営業停止

 

〇東京都町田市 飲食店

サルモネラ属菌 9人 6日間営業自粛+3日間営業停止

 

〇広島県広島市 中華料理

サルモネラ属菌 21人 営業禁止 

 

〇高知県高知市 老人ホーム

カンピロバクター 7人 外注先3日間営業停止

 

〇宮崎県宮崎市 飲食店

カンピロバクター 3人 3日間営業停止 

 

〇山梨県甲府市 飲食店

カンピロバクター 2人 無許可営業のため営業中止命令 

 

〇滋賀県野洲市 居酒屋

カンピロバクター 3人 3日間営業停止

 

〇福岡県八女市 飲食店

カンピロバクター 6人 2日間営業停止

 

〇福岡県糸島市 保育所

ヒスタミンの疑い 18人 検査中

 

〇石川県加賀市 鮮魚販売

アニサキス 1人 1日間営業停止

 

〇東京都足立区 飲食店

アニサキス 1人 1日間営業停止

 

〇東京都港区 飲食店

アニサキス 1人 1日間営業停止

 

〇島根県出雲市 飲食店

下痢・吐き気 7人 調査中 4日間営業停止

 

〇茨城県水戸市 保育園

ノロウィルス 50人 

 

〇島根県出雲市 

腸管出血性大腸菌 調査中

 

◆TOPICS

〇アメリカワシントン州 

 リステリア 3人死亡

 

★リステリア:動植物はじめ土壌・河川広く分布。

日本国内では、1958年、髄膜炎、胎児杯決勝性肉芽腫症の事例があり、1970年代まで年間数例があった。

2000年以降統計化されてから発症は見られない。

欧米諸国では、生乳、サラダ、ナチュラルチーズなどの食品からの報告が起きている。

増殖温度は、30℃~37℃だが、5℃でも増殖可能。

症状:38℃~39℃の発熱、頭痛、嘔吐。意識障害・痙攣が起こる場合もある。

潜伏期間:平均すると3週間程度。24時間や1か月以上の事例もある。集団発生時においても

潜伏期間がまちまちなため、原因食品の特定が困難。

 

 

■異物混入

 

夏休みなのでニュースはありません。

9月第1週のニュースでは、件数が増えてくると予測されます。

 

給食施設では、夏休み中に稼働しなかった調理器具や調理道具を

洗浄・消毒してから稼働しますが、洗浄・消毒の時に、調理器具や道具の

一部が外れて、給食に混入しやすくなる為です。

 

施設では、洗浄・消毒後の器具類の点検もしっかりと行って頂きたいものです。